MUIのスペシャリテと言えば必ず名前の挙がる『LCFマンデリン』でしたが2022年を最後に入荷はなし。
土地の個性をしっかりと表現される在来品種から生産性の高い品種への植え替えが進み「LCFマンデリンらしさ」が失われてしまったことが原因です。
そんな中、LCFマンデリンの産地にほど近い地区からとても良いコーヒーが入荷しました!
LCFマンデリンに変わるMUIのスペシャリテ『オナンガンジャン』『カルドン農地』以外にはスペシャルティと呼べるマンデリンは皆無と思っていましたが、極まれに良いものも。
このマンデリン リントンは懐かしのLCFマンデリンに通じる個性が楽しめます。
濃厚なコクと新鮮なクレソンのようなハーブ感。
余韻にはトロピカルフルーツの果実味。
重さはなくとてもクリーンで甘みも十分。
もちろんLCFマンデリンの再来というものではありませんが、今となっては貴重すぎるリントン地区の高品質なマンデリンです。
この品質が安定して入荷するなら毎年使いたいくらいですが、継続性はまったく期待できません。
なので信頼できる生産者や現地の業者の方々と二人三脚での取り組みが必須なんです。
次はいつ入荷するか分からないリントン地区のマンデリン。
飲み逃しなく!
ローストレベル:フレンチ
酸味と苦みのバランス
産地詳細
国名 : インドネシア 同じ生産地のコーヒー一覧
所在:北スマトラ州フンムバン・ハスンドゥタン県、ダイリ県
生産者 : トバ湖周辺の農家。軒数不明。
精製:スマトラ式
品種:シガラーウタン、アテン、ティピカ系、ジュンベル(S795)など