コーヒーの話し

コスタリカ ドン・マジョマイクロミル フジ農地

エル・ハルディン農地でおなじみの根っからのコーヒー一家『ボニージャ家』が運営するマイクロミル(※1)『ドン・マジョ』が所有するフジ農地のコーヒーが入荷しました。
2016年から僕たちLCF(※2)向けの農地としてコーヒーを届けてくれていたこのフジ、元々は『インペリオ・ロホ』という別のマイクロミルの農地でしたが、ふたりのオーナーの別離のためたった2年で放棄されることに。初収穫から素晴らしい品質だったためとても残念に思っていましたが、それをボニージャ家が買い受け、引き続きLCFのための農地としてコーヒーを栽培してくれています。
半年ほど放棄されて荒れてしまった農地を急ピッチで復旧、収穫まで漕ぎつけたのはさすがのひと言。そうして入荷したコーヒーはボニージャ曰く「もっと良くなるはず」。それから1年、本当にさらに良くなっているのにはもう脱帽です。ボニージャ家らしい丁寧な仕事を堪能できる調和した味わいが楽しめます。
ともすればネガティブな印象になることもあるナッツ感が、このフジではとても良い特徴として感じられます。
やや深煎りのシティローストはごく軽くローストしたアーモンドを食べた時のようなまろやかな食感。やわらかなコクがありながらもすっきりとしたとても品の良いコーヒーです。
ナッツ系のお菓子や焼菓子全般と合わせやすいですし、コンテチーズとの相性はもう最高ですよ。
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