コーヒーの理想形のひとつ、コスタリカ ジャサル農地!
今年もこの季節がやってきました。 そう、年末恒例のコスタリカ ジャサル農地の新豆入荷です! ある水準を超えた品質のコーヒー豆の優劣を比べることに意味はないと思いますが、それでもやはり特別これは飲んでほしい! と言うコーヒーがあります。 そのひとつがこのジャサル農地で、オーナーは『モンテス・デ・オロマイクロミル』のエミリオさん。 元々作り手として高い評価を受けていましたが、生産しているコーヒーは親が植えたもので自分が始めたものがなかったことから、新たに農地を取得することを決意。 その場所にコスタリカの中でも特に厳しい環境で知られるレオン・コルテス地域を選びます。 「あんなところでコーヒーを作るなんてクレイジーだ」 と言われるほどの場所ですが、この超高標高で厳しい環境にトライすることで最高のコーヒーを作れるのでは考えます。2012年1,000本植えますが約半分はすぐに枯れてしまったそう。 でもエミリオさんは 「半分は残った!」 と前向きに考え、2013年と2014年で合わせて20,000本を植えます。 その後1年ごとに2,000本は枯れてしまい、父と兄からは 「融資まで受けて何をやってるんだ。いいかげんにしろ!」 と非難の嵐。 それでもなんとか残った木から極少量が収穫できるようになり、Muiに初めて届いたのが2016年。焙煎中からただ事ではない雰囲気が漂い、飲んだ瞬間の衝撃はいまだに鮮明に思い出せるほど。 こんなすごいコーヒーがあるのか!と驚きました。 口に含んだ瞬間、のけぞるほどの美味しさでインパクト抜群。 なのにやさしい。 ずっと飲んでいたいほどのおそろしい飲み心地の良さ。 それでいて満足感も十分という凄いとしか言えないコーヒーなんです。 今期は価格がグッと上がってしまいましたがその価値は十二分にあります。 Muiの考えるコーヒーの理想形のひとつ。 この美味しさ、一度体験してみてください。