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コーヒーの話
コーヒー豆は焙煎したてがいちばん美味しい?
先週から販売をはじめたコスタリカ エル・ハルディン農地、だいぶ味が乗ってきました。 コスタリカのコーヒー豆 銘柄問わず、適切に焙煎されたコーヒー豆は 常温で3週間ほど置くことで美味しさが増していきます。 それも微妙に、ではなくてむちゃくちゃ美味しくなります。 粉で購入された場合は急激に劣化するので冷凍保存が必須ですが、 豆の場合は冷凍しない方が良いんです。 今までの常識とちがうってことではじめは信じてもらえない事も多いんですが、 一度体験すると皆さん納得してくれるせいか、焙煎したてを欲しがる常連さんがいません。 「飲み切る頃がいちばん美味しかった!」と驚かれます。 どう変わるのかをひと言であらわすのは難しいんですが、 美味しさのピークになったコーヒーには『熟した果物』の印象を感じます。 熟れたものと熟れてないものに共通の感覚って、果物の種類問わずありますよね。 あの感じです。 銘柄によって日に日に美味しくなって行くものもあれば、 とあるポイントでグッと美味しくなるものもあって、 ピークが来るのが3週間くらい後なのは変わりませんが、 そこに至るまでのペースには結構差があります。 で、話題は戻ってエル・ハルディン。 去年もそうだったんですが、そのポイントが結構遅め。 8日経ってグッと変わり始めました。 店頭には焙煎したてのものしか並べられないので(どんどん売れてしまうので…)、 ぜひご自宅で寝かせてみてください。 2ヶ月くらいは劣化の心配はありませんし、 何の手間もかけずに美味しくなるんだからお得ですよね。 エル・ハルディンのあとにもコスタリカの素晴らしい作り手も続きますが、 あと数日で完売しそうなので気になる方はお早めにどうぞ。 こちらも残り少なめのコロンビア オクタビオ・ルエーダさんの マイクロロットの深煎り(フレンチロースト)も、3週間経ったのを飲んだら最高でした。 浅煎りでは感じることができない『青臭さのない果実感』と 『甘く熟した酸味』を楽しめますよ。 必飲です。
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新豆の入荷情報
ついに入荷!コスタリカ エル・ハルディン農地
初収穫から3年。 ずーっと仕入れてみたくて、でも仕入れられなかったコスタリカの超名門の新農地。 そのコーヒーがついに入荷しました! 世界的に高い評価を受ける作り手『ドン・マジョマイクロミル』。 彼らの所有する中でも特に高い標高を誇る『エル・ハルディン農地』をやっとご紹介できます。 コーヒーの品質を決定付ける要素は様々。 土壌、気候、品種、精製所の設備、作り手のスキル・知識・経験値など、 どれかひとつで決まるわけではなく、全ての条件が整ってはじめて素晴らしいコーヒーが生まれます。 そしてコーヒー栽培において、標高もとても重要な要素です。 経験上、特に素晴らしいと感じるものの多くが2,000mを超える高所で栽培されています。 例えばコロンビアのニルソン・ロペス、コスタリカのジャサル農地や、 グァテマラ サンタ・カタリーナ農園の2つの特級区画等が2,000m超と聞くと なるほど!と思っていただける方も多いのではないでしょうか。 この『エル・ハルディン農地』の標高は1,950m~2,100m。 しかも作り手は名門『ドン・マジョ』。 美味しくないわけがありませんよね。 とにかく驚くほどの飲み心地の良さ、一度体験してみてください。 『コスタリカ エル・ハルディン農地』 200g 価格:1,600円(1,728円) ●シティロースト 濃縮感はあまりありませんがその分食感の良さが堪能できます。 飲んだ瞬間、口の中全体がやさしく包まれるような飲み心地の良さです。 ほど良くコクはありますが体に染み込んでいくように まったくストレスなく飲み進めてしまいます。 飲み込んだ後には良く熟れた伊予柑を食べた時のような甘みが長く残ります。 ●フレンチロースト とにかく一番印象的なのは飲み心地の良さ。 飲み心地の良いものは他にも色々ありますが、 Muiで今まで扱った中では一番ではないでしょうか。 やわらかく、なめらかで、軽やかなのにちゃんと飲みごたえもある。 驚きです。 ほんのり苦みの効いた伊予柑のマーマレードのような柑橘の印象のあとに 甘みと香りの余韻が長く続きます。