コーヒーの酸味、
苦手ですよね。
と言ってうなずいてくれる方、かなり多いのではないでしょうか。
結論から言うとあの酸味を感じる時はコーヒーに問題があることがほとんど。
2.焙煎が極端に浅い
詳しくはあとで解説しますが、このどちらかが原因なのが皆さんが苦手なあの酸味です。
ちゃんとしたコーヒーが持っている本来の酸味は、熟れた果物に感じるような感覚。果物が苦手でない方であればおいしく感じられるはずです。
酸味のあるコーヒーを飲んでほしい!
と強く思っているわけではありませんが、酸味の誤解が解けると選択の幅が広がると思うんです。
実際MUIで酸味のおいしさに気付いて、今まで選ばなかったようなコーヒーも楽しんでくれている方がたくさんいます。ちゃんとした酸味を体験してみると、コーヒーの世界がグッと広がって楽しいですよ。まずは色々な味が楽しめるお試しセットがおすすめです。
皆さんが苦手なコーヒーの酸味の2つの原因(鮮度と焙煎度合)
【鮮度が良くない、にもいろいろある】
1.焙煎から時間が経ちすぎて鮮度が良くない場合。傷んでいると言ってしまった方が良いかもしれません。
コーヒーは焙煎してから時間が経ちすぎると、香りが弱くなったり胃にもたれるようになったり、イヤな酸味を感じるようになります。
2.保温による劣化。焙煎したてでも淹れた後に保温する時は要注意です。ホテルのモーニング等で大きなサーバーから注いだコーヒーが酸っぱかった!という経験ありませんか?コーヒーは熱で劣化が急速に進みます。個人差もありますが30分~1時間もすると「あ、この酸味。イヤだな…」という味になってしまいます。
3.そして粉の保存には注意してくださいね。神経質になる必要はありませんが粉に挽いたら冷凍保存が必須です。粉に挽いたものを常温で保存すると劣化がどんどん進みます(そして酸っぱく)。コーヒーの粉が冷凍販売されているのって見たことありませんよね?スーパーの棚に置いてある間に傷んでしまい、それを飲んだら当然酸味が苦手になる。そんなコーヒーがあまりにも多いため「傷んだコーヒーを飲まされてしまっている」という残念な状況があります。
(注意:豆のままなら常温保存のほうが良いんです>保存について詳しくはこちら)
【焙煎が極端に浅い】
もうひとつの原因は極端な浅煎りです。
ざっくり説明するとコーヒーは焙煎が浅いと酸味が強く、深くなるにつれて酸味が弱まります。
それが適正な範囲であればおいしく飲めますが、極端に浅いとまったく熟れていない果物を食べた時のようなキツイ酸味やえぐみ、渋みを感じます。さらに青くささや泥臭さのような香りがあることも。
コーヒー豆や抽出した時の色が薄い、挽く時にやたら固いのも浅煎りの特徴です。
味も香りも大きく変わる焙煎(ロースト)度合のはなしは今制作中ですのでしばらくお待ちくださいね。