MUIのこと

MUIの原点とこだわり

「コーヒー」というものへの違和感

コーヒーとの出会いは料理学校を卒業後、カフェで働きエスプレッソマシンを担当することになった時。
でも当時はすぐに飽きてしまいました。コーヒーを淹れるだけの作業では出来ることが限られます。
豆が同じである以上いろいろなことをやるというのは限界がありました。
色々なコーヒー豆があればコーヒーはもっと楽しく深いものになるはず。

そこから「コーヒー豆」の勉強をはじめました。
料理のできる腕も大事ですが、そもそも「美味しい素材」が無ければ美味しい料理はできません。
それはコーヒーも同じと考え素材である「コーヒー豆」を勉強したかったのです。

さっそく本屋などで様々な本を探しましたが業界で有名な方の本でさえ曖昧な内容で、どれを読んでもブラジルやエチオピアなどコーヒーは「国名」でひとくくりの扱いです。料理学校でワインなどの勉強もしましたが、ワインは細かな産地や生産者まで情報があり、全然価格が違うことも常識です。でもコーヒーにはその常識は通用しませんでした。

コーヒー屋に行っても「ブラジルください」とか「エチオピアください」など耳にし、そこに違和感を覚えました。

堀口珈琲、堀口氏との出会い

そのような中、ただ一人「コーヒー豆」に対する疑問に答えてくれたのが師匠である堀口珈琲の堀口氏です。
そこから堀口珈琲に通うようになり、2005年頃に堀口珈琲に入社しました。

入社後すぐに焙煎をさせてもらえるようになり、5年ほどで責任者を務めるまでになりました。
独立するまでの8年間、最高のコーヒー豆に囲まれながら焙煎を学べたことは他の誰にも負けない大きな強みだと思います。

また 堀口氏はスペシャルティコーヒーの第一人者でコーヒーの品質の基準をハッキリと持っている方 です。そんな堀口氏の下でコーヒーと向き合い、コーヒーの美味しさを見極める指導をしてもらうことで揺るぎないコーヒーの基礎ができあがりました。

その中で知った本当に美味しいコーヒーを、もっと多くの人に伝えたい、広げたいという想いから2013年に独立。

これが、MUIの原点です。

堀口珈琲、堀口氏との出会い

理想のコーヒーを形にする相棒

焙煎を仕事にする中で、少しずつ、自分が理想とするコーヒーのイメージが出来上がりました。そして、それを実現しようと最大限の努力をしたのですが、どうしても実現することが出来ませんでした。

最大限の努力をしても越えられない壁があり、自分の考えているのはあくまで理想であって現実には難しいんじゃないかと考えていました。それがこの焙煎機と出会ったことでその壁が越えられ、自分が理想とするコーヒーの世界に足を踏み入れることが出来ました。

焙煎機の性能は様々な要素で決まりますが、最も大切なことが3つあります。
【1】火力の微調整が可能か否か
【2】排気量の微調整が可能か否か
【3】焙煎中のコーヒー豆を撹拌する能力の高さ

です。
素材のポテンシャルを引き出すためには繊細な操作が出来ることは必須です。

GIESEN(ギーセン)
【写真】GIESEN(ギーセン)

このGIESEN(ギーセン)は操作できるパラメーターが多く難しい焙煎機ですが、熟練した人間が扱うことで培った高い技術を100%活かすことが出来るのが魅力です。
逆に、熟練した人間だけでは駄目で、その人間の技術を余すことなく表現できるツール(焙煎機)がないといけないんだということをこの焙煎機と出会うことで痛感しました。

でも焙煎機とそれを扱う人間のスキルのどちらが大切かと問われれば、迷うことなく扱う人間と答えます。
それほど焙煎技術の習得は難しいものなんです。

焙煎の極意はミケランジェロに通ず

偉大なる芸術家 ミケランジェロの逸話として、こんなものがあります。

あれはもう、もともと石の中にあの形があり、自分はそれを取り出しているだけだ

まだ経験が浅いころは、こう焙煎したもっと美味しくなるんじゃないかなど、こちらの意図にコーヒー豆を合わせようとしていたことがあります。何千回、何万回と焙煎をする中で、
コーヒーの中にはもともと最高の形があり、自分はそれを引き出しているだけ
と感じるようになりました。

神のごときミケランジェロに例えるのはおこがましい話しですが・・・。ほんとスミマセン。

ミケランジェロ・ブオナローティ

もっと手軽に、もっと気楽に、コーヒーを自由に楽しんで欲しい

コーヒーは、ワインに劣らない素晴らしい嗜好品ですが、値段はリーズブルです。

ただ、コーヒー対する間違った知識や今までの業界の状況から、本当に美味しいコーヒーを楽しんでいる人は多くはありません。
初めに「これまでの常識を変える」と言いましたがこれまでの話しで特別な事は特になかったと思います。
「食品の常識」を当たり前にコーヒーにも当てはめれば簡単に理解できることばかりです。

また、自宅でコーヒーを入れるのは面倒くさい。すぐ劣化してしまうから買っても飲みきれないと思われがちですが、保管も淹れるのも簡単です。

いつもお客さんにはコーヒー豆は1週間(冬場は2〜3週間)くらい常温 に置いてくださいと言っています。
焙煎から一週間くらい経つと状態が落ち着き、個性もはっきりと感じられるようになります。
焙煎が適切なコーヒー豆は冬場であれば1ヶ月経っても劣化を感じさせず 長く楽しめます。
冷凍しておけば2〜3ヶ月は大丈夫です。

粉に挽いた場合は劣化するだけですから常温には置かずに 必ず冷凍保存 をしてください。1ヶ月 は楽しめます。

抽出だって面倒であれば普通のコーヒーメーカーでも美味しいコーヒーは淹れられます。
美味しいか美味しくないかは淹れる前に決まっている からです。

MUIは、「コーヒーの理想形」を目指していますが、お客様には、「もっと手軽に、もっと気楽に、コーヒーを自由に楽しんで欲しい」と想っています。
むずかしいことは全部こちらに任せてください。

MUIのコーヒーをお買い求め頂ければ、ご家庭でも簡単に、
本当に美味しいコーヒーがお楽しみいただけることお約束いたします。

もっと手軽に、もっと気楽に、コーヒーを自由に

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