Muiの考える抽出

美味しいカフェオーレの作り方・入れ方・レシピを紹介

店で飲むのはブラックのコーヒーばかりですが、自宅ではカフェオレをよく飲みます。

仕事柄、コーヒーを飲むと味のチェックと言うか集中してしまってのんびりくつろげないのもあるかもしれませんが、それ以上に純粋に好きなんです。特に冬の寒い朝、コタツで暖まりながら飲むカフェオレの美味しいこと…。
書きながら飲みたくなってきた。

ちょっとしたポイントはありますが、美味しいカフェオレを淹れるのは本当に簡単です。今までコーヒーを入れたことがない方にもなるべく分かりやすく書くつもりですが、分からないことがあれば遠慮なくご質問ください。

 

道具・材料・手順

【必要な道具】
ドリッパー
サーバー
ドリップポット
ミルクパンや片手鍋

【材料】
●1人分
コーヒー豆20g
牛乳110cc
(お湯)

●2人分
コーヒー豆30g
牛乳220cc
(お湯)

【手順】
1.コーヒー豆を粉に挽く
2.ドリッパーにペーパーをセットして粉を入れる
3.コーヒーを抽出する(2分半~3分かけて90ccが目安)
4.牛乳を片手鍋に入れて温める
5.抽出したコーヒーと牛乳を合わせる

まずは道具

ドリッパーはペーパーを入れる三角錐のような形をしたあれです。材質はプラスチックだったり陶器だったり。Muiではステンレスフレームの物を使っています。ドリッパーの選び方を詳しく知りたい方は下記リンクからどうぞ。

ドリッパーの選び方について

サーバーは何cc淹れたか分かるように目盛りが書いてあるガラス製の容器です。もちろん直接マグカップなどにコーヒーを抽出しても大丈夫ですが、どのあたりまで淹れたら何ccくらいになるかは、あらかじめ把握しておいてくださいね。

ドリップポットは口の細いポットのこと。コーヒーの抽出にはお湯を少しずつ注ぐ必要があるためこれがあると非常に便利です。もしお持ちでない場合は、大きめの急須や計量カップなどでも代用できます。

ちなみに以前、鍋にお湯を沸かしてお玉を使って淹れたことがあります。当たり前ですがドリップポットに比べると思うようにお湯が注げず、感覚的にはものすごく淹れにくさを感じたものの、味は全く問題なしでした。

次に材料

まずここで1つめの大事なポイントがあります。コーヒー豆のそもそもの品質が高いことは大前提ですが、

「深煎り(フレンチロースト)を使う」

ということ。

乳製品は他の食品の味わいを覆い隠す力が強い食品です。そのため牛乳に負けないよう、味わいのしっかりとしている深煎りのコーヒーを使うと美味しく感じられるはずです。焙煎が浅いと牛乳に負けてしまうだけでなく、酸味が強いので相性もあまりよくありません。

もし苦いのが苦手という方でも牛乳と合わせれば気にならなくなると思いますし、そもそもMuiの深煎りって苦く無いんです。いや、苦みはあるけど美味しい苦みと言った方が良いでしょうか。キャラメルのような心地よい甘苦い感覚。焦げ臭さなんてまったくありません。

ちょうどこれを書いている時にカフェオレ向きの豆を買いに来てくれた常連さんがいましたが、その方は元々深煎りが苦手だったそう。でも、前回はじめてMuiの深煎りを買ってみたら「いやな苦み全然ない!」とこれまでのイメージ払しょくされたと話してくれました。

個人的には特にケニアの深煎りで作るカフェオレが濃厚に仕上がるのでおすすめです。とは言え最終的には好みで選んでもらうのが一番なので、深煎り以外でも構いません。自由に試してみてください。

同じように牛乳の量もこれを基準に、こちらも好みで増減してください。ちなみに僕はミルク感しっかりが好きなので自宅では牛乳160ccくらいで作っています。

牛乳はふつうのもので十分ですが、ノンホモの低温殺菌牛乳がおすすめ。価格は高いですがグッ!と美味しくなります。Muiでは東毛酪農のものを使っています。もし見かけたら買ってみてください。本当に美味しいですよ。

もしかしたらコーヒー豆の量を見て、あれ?っと思った方もいるかも知れません。2人分で淹れる時に1人分の倍の量にしてしまうと濃くなり過ぎしまうので30gで十分です。40gなら3人前くらい作れると思います。

そして手順

ブラックで飲む時よりも抽出量を減らして濃いコーヒーを淹れます。ブラックで飲んでちょうどいい濃さにしてしまうといくら深煎りの味わいがしっかりしていると言っても、牛乳に負けてしまうし水っぽい味に感じてしまいます。1人分で90cc、2人分で180ccが目安です。ぬるいと成分がちゃんと抽出されないのでなるべく熱いお湯を使ってくださいね。

抽出について詳しく知りたい方は下記ブログをご覧ください。必要な箇所だけ読んでもらっても十分役立つ内容です。

美味しいコーヒーの入れ方『ペーパードリップ編』

コーヒーを淹れながら並行して鍋で牛乳を温めましょう。ここで大事なポイント2つめ!温度は53℃~57℃くらいにしましょう。牛乳の美味しさが引き立ちます。

表面に膜が出来るほど温めてしまうと美味しさが損なわれてしまうので要注意!特に電子レンジで温めるときはうっかり沸騰させてしまわないよう、たまに混ぜつつ様子を見ながら温めてくださいね。

最後に淹れたコーヒーと温めた牛乳を合わせれば美味しいカフェオレの出来上がり!合わせる時に『コーヒーが先か、牛乳が先か問題』なんてものがあるようですが、どちらが先でも構いません。味は変わりません。


ちなみに牛乳の温度が53℃~57℃くらいだと温いと感じる方もいると思います。その時は好みの熱さまで温めてください。温度も美味しさのうち、です。

 

コーヒーに詳しくない方にも分かりやすく書いたつもりですがいかがでしょうか。ここに書いた内容は「絶対」なんてことは無いので基準程度に考えて、お好みでコーヒーの濃さや牛乳の量を調整したりと気楽にやってみてください。頭であれこれ考えるよりも口に含んだ時の「美味しいと感じるかそうじゃないのか」の感覚を大事にしてくださいね。

 
深煎りのコーヒー豆一覧

 

初回お試しセットにも入っています

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