充分なコクとジューシーさ。
飲みごたえはありつつスイスイ飲み進みます。
ABというのはケニアの輸出規格で、最も大粒なものがAA。
その次がABに規格されます。
ただこの規格、国ごとの規格の例にもれず品質は加味されません。
粒の大きさだけで決めるのでAAがABに必ず勝っているなんてことはなく。
僕の経験上、個性のちがいという方が適切だと思います。
ちなみに赤道直下のケニアは大きな雨季が年に2回訪れます。
(3~5月の大雨季と10~12月に訪れる小雨季。)
コーヒーの木は雨季の雨が開花のサインとなって、その後に実がなり大雨季の場合は11~12月、小雨季の場合は6~7月に収穫されます。
前者がメインクロップ、後者はサブクロップ(ケニアではフライクロップとも)と呼ばれます。
例年はメインクロップを仕入れていますが良いものが見つからなかったためこちらはサブクロップのコーヒーです。
(だからどうということはありませんが…。)
果肉由来の香味が上乗せされるため、Muiではフレーバーコーヒーの一種と考えている。
発酵臭などネガティブな要素が出やすく、高い技術と管理が必要。また、果肉由来の香味と、素材となる生豆本来の個性との相性も重要。
国名 | ケニア |
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地域 | マチャコス郡 |
所属農協名 | ムスンズーニ農協(1979年設立) |
所属農家数 | ファクトリー周辺の1,020名 |
標高 | 1,650m |
品種 | SL28、Batian、Ruiru11 |
精製 | 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュト |

